duckman – ページ 7 – JUiCANDSEA

日本語の作文技術

朝日文庫
本多勝一著

ジャーナリスト、本多勝一氏の名著。
学生時代、大学新聞で記事を書いていたときに非常に役にたった実践の書。
いま再読しておもうのは文章表現が時代を経たためか、
いささか古いように感じること。
当時の左翼全盛期の青臭い匂いは多少するが
それはそれとして。味わいというもの。
この本はジャーナリストらしい、わかりやすい、伝わりやすい文章とは
どうすればかけるのかを、順をおって説明している。
構成の立て方、たとえば修飾の順番、助詞の使い方など、
著者が理系出身なだけあって
文章を分解して理解しやすいようにしている。
漢字と仮名のバランス、リズムなどはこの著書で知って
それ以来気にしている。
デザイン的にもここは漢字にした方がビジュアル的に
きれいだとか、リズムがいいとか、
文末には漢字をつかわないとか(して下さい → してください)。
レビューをみると自己主張しすぎなどの批判はあるものの
そこは割愛して読み飛ばせばいいので
活用できるところは活用したほうがいいのではとおもう。

不足または破損しているシステムファイルを修復する方法

ウインドウズパソコンの調子が悪くなったら
ぜひしていただきたいのがsfc(システムファイルチェッカー)。
ウインドウズに標準で備わっているシステムファイルチェッカーツールを使用して
不足または破損しているシステムファイルを修復することができる。
sfcでどの程度修復されるのかというのはあるが
しないよりはした方がいいので
数ヶ月に一回はしてみてはいかが。

手順は以下の通りです。
1)管理者権限でコマンドプロンプトを実行。
2)sfc/scannow を入力

あとは処理を待つだけ。
ぜひ。

信頼性モニターの利用

Code Programming Javascript  - roketpik / Pixabay
roketpik / Pixabay

ウィンドウズマシンの調子が悪い、エラーがでるといった症状がでるようであれば
ぜひ「信頼性モニター(Reliability Monitor)」でチェックを。
信頼性モニターとはOSの“信頼性”をチェックするトラブルシューティングツールで
どういうわけか少し奥まったところに隠れてあるがすぐれものである。
手順は以下の通り。

  • 1−a)ウインドウズマーク+Rを押す
  • 1−b)もしくは”perfmon/rel”
  • 2)[システムとセキュリティ]-[コンピュータの状態を確認]
  • 3)”メンテナンス”欄を展開
  • 4)信頼性履歴の表示

これでエラーの表示がでれば
エラー部分の文言の精査で
なにか手がかりがつかめるかもしれない。

ぼくは散歩と雑学が好きだった

ぼくは散歩と雑学が好きだった 小西康陽のコラム1993-2008  朝日新聞出版
小西 康陽 著
音楽や映画、ポップカルチャーのエッセイ集。

現代の植草甚一。
装丁なども植草甚一を意識したらしいです。
ここで取り上げられているポップな音楽や映画を片っ端からチェックするという道楽をしています。
小西さんが東京の人なので取り上げれている地場のカルチャーモノは
どうしても大阪人の私にはピンと来ないのですが、それはそれとして勉強になります。
その点、音楽や映画は地域性とは関係しないので純粋に楽しんでいます。
収集している灰皿の写真とコメントがまたいい味だしています。
ちなみに小西康陽氏が無人島にもっていくなら「Miles Davis & Gil Evans- Miles Ahead」とのこと。

最近のエッセイはここでも読めます。

令和考

令和は最初の元号、大化から数えて248番目の元号である。

「万葉集」の巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文を典拠としている。
社団法人 日本流行色協会(JAFCA)は令和の発表に際し、
慶祝カラーとして梅、菫、桜の三色を選んだ。

梅のカラーは日本の伝統色にある梅紫紅梅色などの梅の色からは採用していないようだが、元号にゆかりのある菅原道真にちなんで、
飛梅色なのだろうか。

梅花謌卅二首并序
天平二年正月十三日、萃于帥老之宅、申宴會也。于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。加以、曙嶺移雲、松掛羅而傾盖、夕岫結霧、鳥封穀而迷林。庭舞新蝶、空歸故鴈。於是盖天坐地、促膝飛觴、忘言一室之裏、開衿煙霞之外、淡然自放、快然自足。若非翰苑、何以攄情。詩紀落梅之篇。古今夫何異矣。宜賦園梅聊成短詠。
梅の花の歌三十二首、并せて、序
天平二年一月十三日、帥老の宅に萃ひて、宴会を申ぶ。時に初春の令月にして、気、淑く、風、和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。加以、曙の嶺に雲移り、松は羅を掛けて盖を傾け、夕の岫に霧結び、鳥は穀に封ぢられて林に迷ふ。庭に新蝶舞ひ、空には故雁帰る。是に天を盖にし、地を坐にし、膝を促けて觴を飛ばし、言を一室の裏に忘れ、衿を煙霞の外に開き、淡然として自ら放し、快然として自ら足りぬ。若し翰苑にあらずは、何を以てか情を攄ベむ。詩に落梅の篇を紀す。古と今と、夫れ何ぞ異ならむ。宜しく園梅を賦して、聊か短詠を成すベし。

令月には何事をするにもよい月という意味がある。
いい節目になりますように。

アイデアのつくり方

ジェームス・W.ヤング 著 
TBSブリタニカ ¥880

ざっくりまとめると

1.資料集め
2.資料を咀嚼
3.問題を忘れる 考えない
4.どこからともなくアイデアがわく
5.現実にためす

ということ。

消費者のこころを理解するにあたって、
広告について書かれた本よりも社会科学の本を読むことを著者はすすめている。
ここでは当時流行っていた社会科学本、ヴェブレンの「有閑階級の理論」、
アメリカの社会学者デイヴィッド=リースマンの「孤独な群衆」をあげている。
いまだと行動経済学関係の著作になるのではないか。

データの量、情報の量と生活の質

世界のデータ量は年率で60%拡大している(IDC社推計)。
データと情報の関係をIDCはどう考えているのかわからないが、データがないことには情報にならないので、データ量が増えているということは情報もいくらか増えていると考えるのが妥当かとおもう。
その情報の中にはバッファローのルーター設定詳細の、ある変更でうまくいったこととか、プラズマディスプレイとWindows10での相性の問題とか、Wordpressでのプラグインでのちょっとしたチップスなんかも含まれているのか。
私はそれについて誰にも報告していないし、検索してもでてこないので、多分含まれていないはずである。
どういう算出方法かわからないが、少なくとも60%のデータ増加と情報増加には私の情報は含まれてないから、現実には60%以上と考えられる。
さて、そういう情報の増加は結局、生活の質の向上につながっているのかということが本当は気になる。
データ量が少ない方が質が上がるという実証研究成果もまだ見たことがないので、データの量、情報の量と生活の質の関係については今後のビッグデータでのいろんな研究リポートを横目でみていこうとおもう。
大事なのはいまこのときの充実具合いなのであくまで横目での確認で十分である。

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