興味深い本。
メトン周期は太陽暦と太陰暦が一致する周期で、
太陽暦の19年に相当するなど、
どういう認識で世界を切り取っているかを感じられるエピソードが満載されている。
カテゴリー: book review
イチョウ 奇跡の2億年史
生きた化石、イチョウ。
金閣寺
いわずとしれた、三島由紀夫の最高傑作を再読。
美しい日本語とはなにかを考える。
それにしても「私」が多い。
コットンが好き
高峰秀子の上品さがわかる、ものにまつわるエッセイ。
文章にも品がある。
それでいてウンコはでてくる。
そこがいい。
エーゲ
立花隆の最高傑作といわれる著書。
いわゆるジャーナリスト、という枠にはおさまらない人の思惟が立花隆に見てとれる。
20年以上前、作中のアポロン神殿に訪れたが、立花隆がいうように
なにも考えずにただ2時間、そこにいることが大事だというのはわかるような気がする。
彼の考えていたこと、彼にみえていたことを生前もっとアーカイブにしていたらよいのにと
いつもおもっていたが、とうとう亡き人になってしまった。
ジャンルが違えど、同時代をいきた本多勝一氏も最後に総括をしてほしい人の一人である。
空の辞典
小河 俊哉 著
岩波新書
¥1,650
雪や雲、雨のいろいろ。