duckman – JUiCANDSEA

バーチャルを見極める選択眼

実際とは違うが調べようがないこと、あえて調べないことがたくさんある。
十勝産あずきを使用と自称しているがいちいち本当に十勝産か調べない。
サイトに資本金1,000万とかいていても、それをいちいち調べることもない。
代表の名前さえ、本当かどうかわからない。
法人検索では代表者の名前まで載っていないから検証できないし、そこまでする人もあまりいない。
それらが虚偽ではないかとおもいながらも、それで実害があるわけではないので
そこに時間をつかうのももったいない。
疑うべき常識と疑わないでいい常識を識別する選択眼は教養でやしなわれると
山口周さんが語っているがその通りだとおもう。
物理や哲学や数学や現代国語ができるというのだけが教養ではない。
教養が深いと余計な時間をつかわなくてよくなる。
バーチャルを見極めることは普通の生活の中でリスクを減らす上でとても重要なのだが
その決め手がいろんな教養、リベラルアーツだということは意識しておく必要はある。

謎解き

世の中のいろんな出来事が謎解きのようにちらばっている。
謎解きであれば必ず解はある。
一見因果関係がわからないものでも何らかの補助線を引けば解決できるかもしれない。
目に見えない、イメージできない、存在を確認できないことなど山ほどある。
自分のフレームワークだけで考えてはいけない。
謎は必ず解ける。
再定義する、解決を別の解とするなど
方法はいくらでもある。

黒茶碗の演出

千利休は侘茶の極致として黒楽茶碗を好んだという。
薄暗い中で黒楽茶碗だとまるで手のひらでお茶を飲んでいるようにみえるという粋なトリックだ。
一方秀吉は黒茶碗を嫌ったので両者の対立は深まったのだという。
しかしながら茶室の経緯をみるとほんとうに嫌ったのかは甚だ疑問である。
ただ対立の象徴として黒茶碗を映画などで演出するというのには使えそうなわかりやすいエピソードである。

利き顔

ある出会い系アプリでは同じ人でも右向きの男性はお気に入りに登録されやすいという。
人には自分の利き顔のようなものがあるようで、筋肉が発達して表情がよく動くほうの顔を指す。
簡単にいうと笑った時に口角が上がっている方だ。
男に限ってだと利き顔が右であればなおよしということか。
ドラマや映画をみるときにその俳優の利き顔がちゃんと生かされて撮影されているか、そういうところをみると監督のきめの細かさ、作品への執念がわかる。
ちょいちょいポスターやグラビアで利き顔を間違えて撮影している作品があるが、
そういうカメラマンやディレクターのその場のノリや根拠のあやふやな勘でやっていく時代ではもうないのははやめに理解すべきだ。
効果測定できる時代にはもう通用しないということだ。

希林のコトダマ

女優、樹木希林が愛読した100冊を紹介している。
彼女の思考のもとになるいろんな要素が確認できる。
文化の断片はこんなことろにあったりする。

鞄の中身

鞄の中身というタイトルの動画を見るのが好きだ。
その人となりの考え方やセンス、ちょっとした生活のヒントが垣間見れたりするから。
グッズは考えた人の知恵のエッセンスなので、グッズを使用し、観察するのも好きだ。
そのグッズをしりキッカケがこういう鞄の中身動画にあったりするからとてもありがたい。

いいもの見つけた

高峰秀子さんの「いいもの見つけた」というエッセイはとてもおもしろい。
かつ非常に文章がうまい。
簡単にいうと身の回りのものを逸話とともに紹介している随筆である。
文章が簡潔で、スッと頭にはいってくる。
ものにまつわるエピソードでは彼女の人柄もうかがえて秀逸である。
日々の暮らしはこういうところのおもしろみにある。

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