2019年10月 – JUiCANDSEA

アイデアのつくり方

ジェームス・W.ヤング 著 
TBSブリタニカ ¥880

ざっくりまとめると

1.資料集め
2.資料を咀嚼
3.問題を忘れる 考えない
4.どこからともなくアイデアがわく
5.現実にためす

ということ。

消費者のこころを理解するにあたって、
広告について書かれた本よりも社会科学の本を読むことを著者はすすめている。
ここでは当時流行っていた社会科学本、ヴェブレンの「有閑階級の理論」、
アメリカの社会学者デイヴィッド=リースマンの「孤独な群衆」をあげている。
いまだと行動経済学関係の著作になるのではないか。

データの量、情報の量と生活の質

世界のデータ量は年率で60%拡大している(IDC社推計)。
データと情報の関係をIDCはどう考えているのかわからないが、データがないことには情報にならないので、データ量が増えているということは情報もいくらか増えていると考えるのが妥当かとおもう。
その情報の中にはバッファローのルーター設定詳細の、ある変更でうまくいったこととか、プラズマディスプレイとWindows10での相性の問題とか、Wordpressでのプラグインでのちょっとしたチップスなんかも含まれているのか。
私はそれについて誰にも報告していないし、検索してもでてこないので、多分含まれていないはずである。
どういう算出方法かわからないが、少なくとも60%のデータ増加と情報増加には私の情報は含まれてないから、現実には60%以上と考えられる。
さて、そういう情報の増加は結局、生活の質の向上につながっているのかということが本当は気になる。
データ量が少ない方が質が上がるという実証研究成果もまだ見たことがないので、データの量、情報の量と生活の質の関係については今後のビッグデータでのいろんな研究リポートを横目でみていこうとおもう。
大事なのはいまこのときの充実具合いなのであくまで横目での確認で十分である。

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