今時、重力の存在を否定するひとはあまりいないとおもうが、ならばなぜその重力のせいで無駄にエントロピーが増える物の作り方をするのかが、全く理解できない。
たとえば本はやたらとツルツルのコーティングをしたがるが、あれをすると本を積み上げると滑りやすく、すぐに雪崩がおきたりする。
結果、再度、整理するという無駄なエネルギーをうみだしているが、そもそもツルツルコーティングなどせずにマットにしておけば摩擦が発生し、雪崩が起きにくくなるはずだ。
たとえばいろんなプロダクトもトップの形状をやや斜めにしているデザインが多いが、あれだとその上に物をのせると滑り出すので、やや斜めなどにせず、平らにしておけば滑るリスクが減るはずだ。トイレのロールペーパーの上部がまさにそうだ。
スマホをおくと、程なく滑り落ちる。
上に物をのせなくてもいいという話はまた別の検討になるのでここでは議論する必要はない。
本に関してもいろんなサイズをやたら出版しているが、そこまでサイズ違いが必要なのか。
フォークは4本しかないのは試行錯誤して4本に落ち着いた結果なのだから、本のサイズももう少し減らせば整理ももっと簡単になるのに、新書でさえ、出版社によってサイズがまちまちだったりする。どうしたいのか。
そこまで自己主張をする承認欲求、飽くなき無意味な自分勝手な欲望の具現化たる本の自由勝手なサイズをみるたびにその欲望のよだれにあきれてしまう。
欲望はたしかに発展の要ではあるが、いいかげん自重もすること、上品にいきることもこれからは大事なのではないか。
拡大、進歩だけを叫ぶのはあまりに質の低い、だらしのない生きかただ。