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ハピネスの変遷

人は幸福になりたいからモノを買うといわれている。
商品をつくったり売ったりする側は
その幸福(ハピネス)がいまどうなっているのかが一番知りたいところである。
かつて幸福は消費を通して得ていた。
車、クーラー、テレビ、そういう家電などが家庭に入ることで
モノを通して家族間のコミュニケーションを取り、幸せを感じたものだ。
それがやがて
「消費は幸福を支えるにたりない時代」となり、
いまは「幸福だから消費する時代へ」(『幸福の方程式』山田 昌弘 ディスカヴァー携書
とかわってきた。
もう少し詳しく説明すると

  • 戦後は基本的欲求  とにかく食べれればいいという時代。
  • 1950年代は雷同   付和雷同。自分もテレビが欲しい、という価値観。
  • 1960年代は優越   隣のクルマが小さく見えます(サニー)というコピーの通り、高度経済成長の時代らしい見栄。
  • 1970年代は差別化  モーレツからビューティフルへ(ゼロックス)というコピーの通り、他人と違う物ものを手に入れたいという価値観。
  • 1980年代は主観化  くうねるあそぶ(セフィーロ)にみられるように自分らしい暮らし、価値観がメインに。
  • 1990年代は適正   いわゆる身の丈にあった暮らし。

が価値観の基本だそうだ(『シンプルマーケティング』森行生  SHOEISHA)。
そしていまは幸福だから消費する時代、
つまり幸福感を与えてからでないと
消費に人は向かわないということである。
まず幸福にする。
幸福を持続させるには消費(ご購入)をしていただく、という仕組みをどうつくるかということだ。
つながる、というのがキーワードになる。
LINEのスタンプなどは直接自分のために買うのではない、
特定の人とつながりたいから、相手の反応をひきだしたいから買う類の消費だ。
まず与えるということ、がこれからの消費であり、ハピネスのとっかかりである。
参考文献 『幸福の方程式』山田 昌弘 ディスカヴァー携書
『シンプルマーケティング』森行生  SHOEISHA

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