久しぶりに、過去、感銘をうけた作品を見直してみた。
バーバラ・クルーガー(BARBARA KRUGER)はそのうちのもっとも衝撃を受けたアーティストのひとりである。
1990年の初頭に初めて彼女の作品をなにかの洋書で知った。
まだネットのない時代。
本屋と別に、洋書屋さんというのが都市にあった時代だ。
海外のグラフィックや写真集の最先端情報は洋書屋さんにいかないと確認できなかった優雅な時代だ。
下の作品は1989年、ワシントンで中絶の権利を守るべく行われたウィメンズ・マーチを支持するために作られたものである。

私の中ではアートはもっともっちゃりとして、田舎臭いイメージだったので、デザイン的なかっこよさ、シャープさがアートにあるというのが衝撃だった。
当時は中絶の権利を守るべく作られたものというのも知らず、ただただそのスマートさに感銘した。
アートでこれはありなんだと。
書体やレイアウトでおしゃれに見せるというのがデザイナーの本懐だとおもっていたが、アートからの学びもあるのだということをこの時初めて知った。