SNSが機能しているであろう現在、情報は常に衆目に晒される。
衆目の中には各業界のプロが必ずいる。
業界のプロでなくても、冷静に論理的に客観的に事案を分析できる人はいくらでもいる。
オールドメディアのイズム型ジャーナリストがあまりにもそれらの現実を理解できていなくて、見ていて哀れにおもう。
本当のジャーナリストはファクトチェックに忠実で、伝聞をもとにした論理構築などはしない。
いまやジャーナリストでなくても事実や見解を伝播することはSNSなどでできる。
マスコミである必要はない。
ジャーナリストそのものの存在がまさにいま問われている。
ジャーナリストはすべての事案に関わる仕事だ。
当然それぞれの事案の当事者でもなく、専門家でもない。
それぞれの業界からしたら付け焼き刃のただの素人だ。
経済学の素人であり、政治の素人であり、行政の素人であり、デザインの素人であり、料理の素人であり、ITの素人であり、経営の素人であり、ほぼすべての素人だ。
何度も各業界のプロに接していようが、内側か外側かでは全然情報量も熱量も違う。
外側だと暗黙知をそもそもないし、その業界への熱量ももてない。
ただ、文章は日常的に書いているので、現代国語に関してはプロといっていい。
取材も日常的にしているので、取材業に関してもプロだ。
上手い下手に関わらず、論理的にはプロである。
さて、その聞き取る、書く、に関してはプロではあるが、その他に関しては素人のジャーナリストはおそらく副業や兼業で他の専門業をしている人は職業倫理上いないだろう。
それゆえ、それぞれの分野のプロとしての挫折や失敗、間違いはわからないはずだ。
それは当然で、だからこそ、プロではないことに関しての意見を持つ際はかなり謙虚に行動した方がよい。
プロに教えを乞う、事実の比較検証をする、そこで疑問点が出ればその部分だけを再度当事者に確認をする。
当然確認の前にしっかり調べておく。
調べてもわからない部分を当時者に確認すればよい。
事実がわからないSNSによると、とか、youtubeによるととか、匿名の素人が情報整理しているウィキペディアに書いているが、などは当然論外である。
そのうちChatGPTによるとと言い出しかねない。
そういうことをあらためて思わせるほど、現状はかなりひどい。
基本的な取材を怠ったり、聞くべき点をまとめず、私見を滔々と述べる。
オールドメディアと昨今呼ばれているのは正式な悪口であり、なくなるべき存在であるという意味でそう呼んでいるのではないか。
郵便局やクロネコの配達員の人がお届けする本を渡し際に、こんなの読むんですか、ということを思っていてもいうはずがない。
配達という職掌とは違うから当然である。
オールドメディアのオールドジャーナリストはせめてクラシックメディアと呼ばれるようになろう。
基本に忠実になって、一からやり直す。
ニュース関係はいまネットで十分である。
新聞を購入する必要はない。
事実だけつたえればよい。
誘導など尊大はなはだしい。
そもそも伝達業の人の意見は必要ないのだ。
意見なら自分のチャンネルでいえばいい。
興味のある人はみる。
支持する人は支持する。
意見を持つのは当然だ。
その意見を公器でいうのは傲慢極まりない行為だ。
ジャーナリスト以外の人間はできないだろうというマウント以外の何者でもない。
かつて廃刊になった「朝日ジャーナル」を熱心に読んでいた私は今のイズム型ジャーナリストの凋落がとても腹立たしい。
いまは恫喝や脅迫などをしなくても、イズムで叫ばなくても情報は手にはいる。
世論は動かせる。
第四の権力などではもうなくなったのだと自覚してほしい。
取材をして原稿を書く暇をあたえられているジャーナリストはファクトチェックに忠実に、その原点からやりなおしてほしい。
Yahooニュースライターと朝日新聞記者がおんなじでいいのか。