TBSテレビ番組の「ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」で、料理人が大変失礼なことをいったということで炎上している。
ロイヤルホストのパンケーキが不合格になったということに対して、視聴者が単純におこっているという話ではない。
500円ほどのホットケーキに対して数千円価格の判定基準で、不合格としていることに視聴者が腹を立てていると見るのが普通の見解ではないのかとおもう。
つまり判定のKPIが間違っているということだ。
確かに品質検査の考え方としても間違っているし、その間違った審査を前提に審査員が参加して、大人の事情、つまりテレビ映えする審査をしているならばもうやめてしまうべき案件である。
審査員ははっきり断り書き口上するか、参加しないか。
参加している時点でこの番組企画に賛同しているのだから、審査した料理人は番組の共犯者だ。
もしその不合格判定を貫くならば後日、合格とするパンケーキをおなじ原価で再現し、これにならないですかといわなければならない。
それがプロの矜持というものだ。
不公平や不正に対して世間がいかり、炎上するというのは至極当然で別におかしいことではない。
正常に世論が機能しているという本来あるべき姿だ。
炎上しないとすれば世間が不公平や不正に関してまったく無関心であるということで、この方が危険な世の中である。
川島なお美さんの夫、パティシエの鎧塚俊彦氏は売値500円ホットケーキをお店でだしてみれば料理人の技術のみせどころといえ、むしろ賞賛されるだろう。
これは台本があるわけでもなく、真剣勝負で審査したと表明しているが、そんな話しはしていない。
テレビ映えする審査の点はもういいから、プロならばぜひ同じ価格になるよう、自分のやりかたでつくった売価500円のホットケーキ作品で証明してほしい。
ごまかすなという話だ。