それは悪手です、という言葉はどうもネットで流行っているスラングのようで、最近あちこちでよくみかける。
それは悪手です、あなたは騙されています、善良なる私のいうことをおき聞ください、と言わんばかりの使い方である。
正義の味方、登場のような間抜けな漫画的セリフだ。
利益度外視で、私は正直にあなたを良き方向に導いている。
今やっていることをすぐにやめてこちらのいう通りにしてくださいという感じだ。
当該の内容をあまり理解していない人はありがたいと感謝しながら騙されるというパターンである。
悪手かどうかを、利益をやりとりしている片方がいうのは烏滸がましい。
かつ論理的に間違っている。
利益に関わらない第三者がいう場合に限り、それは悪手ですといっていい。
知り得るかぎりではSEO業者やサイト運用業者にはコーディングやプログラムのこと、現代国語のしくみをしらない人が多く、その割に営業手法や商業用語はよく知っていたりするので、そういう正義の言葉で丸め込もうとしている節がある。
SEO業者やサイト運用業者がコーディングやプログラムをバリバリできる必要はないが、全然サイトを組めない、コーパスもわかっていないような人はそれこそバリデーション問題を抱えたAI、つまり記号と記号のつながりしか理解できていないAIと一緒で、記号と事物のつながりを間違っていたりする。
赤くて丸っこいもの、やわらかそうだ、おいしそうといわれている、うるさい、ちいさいという意見とずいぶんおもったより大きいという意見がある、さてそれはなにか。
わからないので、とにかく食べてみたらよいのでは、食べてみないとわかりません。食べずに評価するのは悪手です、とお客様にお勧めする。
答えは、赤ちゃん。
おいしそうはあくまでたとえで、赤ちゃんをたべるわけではない。
丸っこいも全体の角が丸い感じであって、別に丸ではない。
死にそうだと口癖にいう人は別に本当に死ぬ寸前ではなく、大げさにいう癖がついているだけで、死ぬかどうかはその人の表情や行動をみればわかる。
誰も本気で死ぬとはおもっていない。
業者はなにをすすめてるんだということである。