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ガラスペンとマッキントッシュ

雑貨屋にてガラスペン用にインクと、ついでに木製のアルファベットと数字のスタンプも購入しました。
インクはシルバーです。
ガラスペンは描いた文字や線の風合いがとてもナチュラルで
活版のような温かみのある気持ちよさがそこにはあります。
雑貨店でこういうアイテムを見て触っている時間がすごく贅沢で
楽しくてしかたがありません。

店内はほとんどが女性客です。
外から見たら業者が納品かなにかできているようにみえるかもしれません。
でも好きだからしょうがありません。
なにしろ最初に就職した会社が画材メーカーです。
画材メーカーといっても会社然とした商社でしたので、画材の売り子をお店でしていたのではありませんが
取扱商品は画材です。
恵比寿に本社があってとてもおしゃれだった記憶があります。
4回生の就職活動時には
いくつかのデザイン事務所にもお声をかけて頂いたのですが、
当時はどのデザイン事務所もまだアナログでした。
ところがこの画材メーカーには一人一台、
マッキントッシュがあったのですから、
比べるべくもありませんでした。
画材メーカーに即決です。

1990年。
ピチカート・ファイヴって知ってる?っていっていた時代です。
キャッチーな雰囲気のする時代です。
入社した画材屋というかメーカーは本社のカスタマーサポートらしき女性や男性がワイヤレスマイクで
歩きながらサポートをしていました。
当時はストレートにカッコイイ、とおもいました。
本社はテレビドラマの舞台にもつかわれていました。
主演は斉藤慶子、カスタマーサポートが最先端の仕事っていう感じでした。
大阪のマックから東京のマックのデスクトップを見て、データをさわれる、
そんなことがこの時にすでにできていたのですから、やっぱり最先端です。
入社前の三回生のとき、授業でコンピュータ実習をとっていましたが、
その時はTSSで時間毎に課金されて、
三角や丸を描くのに半日くらい格闘してたような気がします。
アセンブラがどうとかこうとか。
それがマックは1分もかからずに絵が描けるのです。
そういうシンプルな感動がまだ当時はありました。
あれからずいぶんコンピュータもかわりました。
かわり続けるからこそ魅力的でありつづけたマッキントッシュ。
ガラスペンのように変わらないからこそ魅力的でありつづける画材。
変わり続けるから続く魅力と変わらないで続く魅力。
どちらも大事にしたいものです。

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