色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 – JUiCANDSEA

多崎つくると日本の販売色

村上春樹の小説、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の多崎つくるには色がない。
高校時代の仲良し五人組の名前は赤松慶、青海悦夫、白根柚木、黒埜恵里なのでいずれも色がある。
この四人の色はいわゆる日本の色であり、販売色でもある。
日本の色とは最後に『い』がつく色のことで、
赤い、青い、白い、黒い、の4色。
販売色は商品を売る際に検討すべき、売れる色をさす。

日本の歴史の途中から茶色や黄色が日本の色にはいってきたそうだ。
村上春樹氏はその日本の色を意識してこの4色を選んだのか。
ちなみに黒が日本ではメインになり、黒=陰ということ。
陰翳礼讃がまさにそう。

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