大久保利通と山の保安とKGI

Reading Time: 1 minute明治維新の中心的な人物、大久保利通が京都の嵐峡に立ち寄った際、あまりの山木の荒れ具合に疑問をいだき、土地のものになぜこんなに荒れているのかと聞いたそうです。
土地のものいわく、あなたたちのせいです、と。
山の保安は自然におこなわれるものではなく、人がしょっちゅう山に入り、手当てをして成り立つものです、なのにあなたたち明治政府は保全のためのお手当てをきったから、誰も手入れをしていません、と。
大久保利通はさっそく東京にかえり、勝海舟にその件をきいたら、海舟はうれしそうに旧幕府の方が政府より上だとはなしたそうです。
その後は明治政府でも山の手入れに予算がついたそうです。
司馬遼太郎と武村正義の対談(「日本人の遺言」 p.143)からのご紹介ですが、
これは組織をはかるうえでのKGIのひとつかとおもいました。
組織の現場をみる、現場の荒れ具合を肌で感じる、その中でなぜ荒れているのかを推測し、手当てをしていく。
荒れ具合を推測するための指標、これは職業や現場でいろいろ違うかとおもいます。
その指標をつくるのもやはり長たるものの才覚ではないかとおもいます。
誤りがあればすぐに訂正し、次につなげる、このあたりのスピード感も測ってみると業績との相関関係はあるのではないでしょうか。
ただただ怒り心情の吐露をする、これは非常に非効率で逆にスピードを下げることになります。