ああでもないこうでもないと右往左往している文章や例ばかり次々と列挙してくる著作はあまり好きではない。
著者は丹念に紐解いているのだ、と言えば聞こえはいいが、ページ稼ぎなのではないか。
いまはタイパの時代だ。
ビジネス書は活用されてこそ意味がある。
売るための煽りや誇張はもうダサい。
文学はあくまでプロセスを楽しむためのものだろうから、ああだこうだもまた味といえる。
ただいまの時代、よほど読み応えのある言い回しや演出、ドラマ性がないと時間を奪われた気になって嫌になる。
今年は芥川賞も直木賞もなかった。
娯楽は他にいくらでもある時代だ。
よほど演出がよくないと、YOUTUBEやインスタをザッピングしている方がよいとなる。