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タイパを無視するやり方が成功するのか

お弁当チェーンの「ほっともっと(HottoMotto)」は人件費の高騰が理由で2019年に閉店ラッシュがあったとのことだが、当時それだけが理由かなとおもっていた。
あくまで数回だけの経験だが、店の中で、椅子もなく、注文から受け取りまで10分以上も待たされた覚えがある。
口コミをみても「ほっともっと」は提供に随分時間がかかるお店のようだ。

いくらおいしいからといっても、それではタイパが悪すぎる。
かつ立たされたままだと話にならない。
そこでしか手に入らない商品、ではない。

お客様は本当によいものなら我慢してくださると、いくつかのビジネス書にはそれがまるで真実かのように書いている。
だが、いってることは非常に文学的で、科学性がない。
つまり再現性も検証性もない。
もちろんエビデンスもない。
一点物だとギリギリ成り立つかもしれないが、この先はわからない。

この場合の本当にいいものはプロダクトアウトのみの発想であり、マーケットインとの組み合わせではない。
つまり、ものがよく、かつ、手に入りやすいという両方がないといまは飽食の時代なので、2番手の商品でも十分なのである。
2番手がない場合だけ、我慢するというのはありえる。

今時は時間を楽しむ時代だ。
もうこれ以上日本は成長しないだろうと大方の人はみているのではないか。

いわゆる定義された成長はおそらく、もうしない。
ならば今を、時間を楽しむしかない。

タイパを無視するやり方が成功するというのはまったく科学的ではない。
CMまたぎで答えはこのあとでは答えはみないでチャンネルを変える。
どうしても気になるときはTverやX、ブログなどで確認できる。

ちなみに「ほっともっと(HottoMotto)」の2023年も2024年も業績を公開していないので、赤字なのか黒字になったのかわからない。

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