色の効能

物質に吹き付けられているアナログの ”色” は色材の抽出から得られ、色材は顔料や染料で、その産地情報や技術書は古くから多数のこっています。
産地を記した資料や技術書が多数残っている理由は人々が文化的に意識が高く芸術を愛したからというのではなく、色材の主な役割が医学的効能にある、つまりお腹が痛いのをなおす、など実用性があったからだといわれています。

色がただその耽美主義からの美しさ、癒し、モチベーションの源になって求められている部分は多少あるのかもしれませんが、それよりももっと現実的実践的な効能を人々は色材にもとめていたということです。

茜は黄疸に効き、石黄=雄黄は抜毛に聞くといわれています。ただ石黄は毒性があるため、いまは使用されていません。

科学が発展したためか、現代はあまり色に対して医学的な効能を求める感じはありませんが、それでも例えば青色発光ダイオードは鮮度を保つ効能があったり、自殺を防ぐのに青いライトを環境光として駅舎などにともすなどの効果は認めれられ、今後の活用を待たれています。
色は波長で、水分をたっぷり含んだ細胞は波長の海の中に漂っていると考えると色=波長を安易にかんがえるのではなく、色をどうコントロールするかでもっとよくなることはあるような気がします。