街並みの美学|読書の記録 00041

Reading Time: 1 minute『街並みの美学』 芦原義信 著 岩波現代文庫 ¥1,430

日本の代表的な心理学者、河合隼雄氏の中空構造論はとても日本らしく感覚として納得できます。
河合氏いわく、フランスや中国はびっしりと意味が詰まっているのに日本人の考える世界は真ん中がぽっかり空いている構造になっているということです。
芦原義信氏の『街並みの美学』ををよんでいると建築物は中身が空いていないと建築物とはいわないと書いてあって、内部があるから人を自然の脅威から守れる、それが建築物だという話です。
そうなると日本の文化は非常に建築物的で建築物のように中の空洞があって、そこに何かが入ってあって、それをなにか脅威から守っている、そういう世界だということになります。
ハイデガーの「言語は存在の家である」という感覚にも通じるものがあるのでしょうか、いえ、それは単なる偶然で関係はないのでしょうか。
何か日本的なものを表現するのには空洞の感覚はつかえるのかもしれません。
色即是空はそういうことなのでしょうか。